犬に食べさせてはいけない食べ物2トップと言えば!
チョコレートと玉ねぎですね!
ちょっと検索すればすぐ答えが出てくる世の中なので、最近はこの事実を知らない犬飼いさんはあんまりいないような気がします。これが周知されているとなると、わざわざ食べさせることはなくなりますが、わざとあげなくても注意してたのに食べちゃったってことはやっぱりあるんです。
犬がネギを食べてしまったら
ネギを食べてしまったことによる、犬や猫に起こる中毒のメカニズムの解明は獣医さんにお任せするとして、ものすごくはしょって言うと
『玉ねぎのとある成分が犬の血液を溶かしてしまうので、貧血になります。』
ということです。
それってすぐ死んじゃうの?というと量にもよりますが死んでしまった例というのはほとんどないようです。(でもゼロではない)
●加熱してもその成分はなくならない。また一緒に煮込んだものにも浸透する。
●中毒を解毒する方法はない。治療は対症療法しかない。
●危険な量は体重1kgあたり15gと言われているが絶対そうとは限らない。
ともかく口に入らないに越したことはないですね!
って知ってたのに入っちゃったんだよぉ~(>_<)
事件は私のいない時に起こることが多い…。
さる(次男)は片時もスマホを離さない。おやつに肉まんをレンジでチンして食べていた。右手にスマホ、左手に肉まん。そして、意識は当然スマホに…
忍び寄る白い大きな影…
『ぱくっ!!』
肉まん、むぎに取られた~
そして、取り返せないさる(次男)
格闘の末、肉まんは取り返したが残りの肉まんを見るに、むぎの胃の中には4分の1くらいが入ってしまいました。これまで人間の食べ物を取りに来たことはなかったのですが、やっぱり相手がさる(次男)だったからですねぇ。
はい、肉まんの成分表示です。
小麦粉の次に多い成分が野菜(たけのこ、長ネギ、しょうが)です。その次、やっと豚肉(笑)むぎの体重は32kgでしたから理論的には480gまでは大丈夫なはずです。480gの長ネギって…ちなみに2本で209gくらいです。
なんでもないと思うでしょう?その時体調を崩すわけにはいかなかったんです。2日後にはやはり夫の海外遠征のため帯同予定で、むぎはペットホテル11!に行くことになっていたのです。そっこー病院に連れていき、検査。
《病院大好き、先生大好き!でルンルンなむぎ》
8時に食べて12時にはもう血は溶けておしっこに出てきていました。その後、血尿、血便、ぴーぴー便。幸い、貧血にはなっていませんでしたが
もう肉まんはねぎまんって改名したほうがいいんじゃないかと!!
ちなみに、この治療にかかった費用19417円。投薬、点滴、採血、尿検査、便検査。これは、ウイルスによるものではない証明もとらなければならなかったからでもありますが、ペットホテル11!さんは、『検査もした上で獣医さんが大丈夫って言うならお預かりできますよ。お薬もちゃんと飲ませますよ』と言ってくださいました。
また、動物病院も『ウチで良くなるまで入院して、その後ペットホテル11!さんに迎えてきてもらってもいいですよ』とまた、ありがたいお言葉。
対処としては
●すぐ吐かせるとか素人がネットを調べてやる前にさっさと病院に連れていくのが一番。
●中毒成分を解毒するものはないので点滴となる場合もある。
●下痢も併発していたので点滴で栄養を入れて絶食で胃腸は働かせない。
命に別状はないとはいえだいぶ慌てる事態となったので、やはりネギは食べさせないほうがいいと実体験してしまいました。とほほ。