《やっと出番だ!おさかなさん達のこと!》
我が家にはもう何年も前から小さな水槽があります。水槽って、考えるより重量があるのでインテリアとして置くには大きさに限界があります。ウチのも小さいながら20ℓと7ℓです。20kgといえば小柄な小学生くらいの重さです。カラーボックスの上なんかじゃダメなんですよね😱😱
目指すは
『インテリアとしてちょこっと和みたい』
『でも面倒なお手入れはしたくない』
『とはいうものの、繁殖なんかも試みたい』
という欲張り3か条を目指します。
こんな欲張り初心者向けインテリア水槽の作り方です😆赤字は最強!青字はちょっと手がかかる!です。
《まずコンセプトを決めましょう!》
どんなタイプの水槽を目指すのか?ということです。予算はいくらくらいまでなら出せるのか?置き場所はどこにするつもりか?あたりで水槽の大きさをまずは決めてしまいましょう。↑にも書いた通り、水槽は重量があります。欲張りすぎて置けなくなったなんてことにならないように、大きさと重量は最初にチェックです。次に中身の問題です。
①魚を飼育したい
初心者におススメなのは、水質や餌にうるさくなく、簡単には死なない魚です。
しかし欲張り三か条を満たす為には諦めなければならないこともたくさんあります。
(ヒーター無し)
・メダカ、ベタ(本当はヒーターありのが長生きします)
(ヒーター有り)
・グッピー、モーリー、プラティ、クーリーローチ、ベタ、アカヒレ、
「こんな一般的な魚、つまんな〜い😩」と思うかもしれませんが、彼らはとにかく丈夫です!!うちのクーリーローチはもう3年以上生きています。
今まで飼ったことのある魚
・ネオンテトラ、グリーンネオンテトラ、カージナルテトラ、グラミー、 コリドラスハブロースス、コリドラスピグミー、アフリカンランプアイ、サイアミーズフライングフォックス、プレコ、スカーレットジェム
ポイントは…
《あれもこれもと欲張らない。種類や飼育数を増やすのなら水槽も大きくすべし!》
魚はいればいるだけ水を汚します。ミニ水槽はろ過能力も低いので、過密飼育で水が汚れるとその分、水替え頻度もあがります。わが家の20ℓの水槽ですら、3種5~6匹が最適だと感じます。手をかけないためには少数精鋭で。←自分に言い聞かせ(笑)
②魚以外の生き物を飼育したい
《ミナミヌマエビのお母さんです😍》
(ヒーター無しでも有りでも)
ミナミヌマエビ(相場11匹650円)、ヤマトヌマエビ、レッドチェリーシュリンプ、貝類
「こんな地味などこにいるかわからないやつらを飼っても意味ない!」と思うかもしれませんが、エビはそれでなくても水質に敏感です。ビーシュリンプ(相場12匹2500円)なんかに下手に手を出して、一夜にして全滅なんてことになった日には!!😭😭😭
貝類は主に水槽のコケ取りのために入れているのですが、最近は見た目もカラフルだったり面白い貝もいるので、是非仲間に入れてあげて下さい。ただし、もともと汽水(海水と淡水の交わるところの水)で育つ種類が多く、水槽の中では短命なことが多い気がします。
ポイントは…
《エビは水質の変化に敏感。水替えの水合わせは慎重に!》
週に1度の水替えも大量に変えると水質が変わりすぎて弱い個体は死んでしまうことも。特に温度は温度計を使って誤差は1~2℃におさめておくと安心です。また、新しい水を入れるときはバケツでざぁ~っと入れないで、細いホース(チューブ)などで少しずついれると失敗は少ないです。
③水草を飼育したい
・ウィローモスなどのコケ類
・アヌビアスナナ、マツモ、アナカリス、金魚藻、アマゾンフロッグピット、ロタラ、コブラグラス、ロベリアカーディナルス、クリプトコリネ(私は溶かしました)
初心者が!インテリアとしてちょこっと!手を出すには水草水槽はしんどいです😆というのも、水草は草ですから光合成で成長していきます。それにはライトとCO2が必要だからです。お店で見る水草水槽には必ずCO2が添加してあります。そこに高いハードルがあります。
ライト(5~6000円)もCO2添加装置(1万~2万)も値段が高い!です🤣🤣🤣
最近はLEDで安くて光量が多いものもありますが、インテリア性を兼ね備えるとなると値がはります。ウチの水草水槽はIKEAの植物育成ライト1灯のみですが、水草を選べば安いけれどちゃんと育ちます。でもお店にあるような緑のカーペットを作るには機材投資が必要なので、ここは諦めましょう!
ポイントは…
《光量を必要とする、CO2を多量に必要とする水草には手を出すべからず》
お金がかかるほか、水草をお掃除してくれるエビなどはCO2を添加することで酸欠になります。そのために夜はエアレーションしたりするのですが、これまたお金も手間もかかります。かといって、エビを入れないとコケだらけになって見苦しくなってしまいます。丈夫な悪条件でも育つ水草を見栄え良く配置するだけで素敵な水草水槽は作れます!
④ニモを飼いたい。笑
私の職場にはニモをはじめ様々な海水魚がいます。皆さん、癒されてお帰りになります。でも、その大きさたるやお風呂くらい(笑)。そしてメンテナンスはプロのアクアリウムショップの方が週に1回お掃除とお手入れに来てくれます。それでも、ニモが好きなイソギンチャクは何の前触れもなく、腐って死んでしまったりします。
海水水槽は欲張り3か条と共存できません。
ポイントは…
《無理なものは無理なんです。きっぱり諦めるべし》
さて、コンセプトが決まったら、アイテム選びです。
《必要なもの》
・水槽
あくまでインテリア水槽なのでどんな台の上にも置けそうな大きさを選びます。わが家のは大きい方が幅45×高さ22×奥行20と、小さい方が幅23×高さ25×奥行15です。小さいものはキッチンカウンターの上にあり、台所でお料理しながら眺めて癒されています。また、材質はガラスで枠組みのないタイプのものがスタイリッシュです👍😍プラケースはどうしても小学生感が否めません。
お料理で使うエビの殻をむきながら、エビを眺める…シュールです😨
・ろ過装置
リビングや人の常にいるところに置いてあるので、まず音がしないものを選びます。大きい方には外掛けフィルターを、小さいものには水中フィルターを採用していますが、水中フィルターは本当に無音です。これ、すごいと思う!!(笑)ろ過能力は高いに越したことはありませんがそこは大差ないので見た目と静音性で選びました。外掛けフィルターの良いところは手を汚さずにフィルター交換が出来るという点です。30秒で楽々交換出来ちゃいます😍😍😍
・床材
インテリアとしてのものなので、見た目重視でソイル一択です。(笑)。昔のイメージでいくと、水槽には細かめの砂利のようなものがしいてありました。大磯砂と言って今でもとてもメジャーなのですが、いまいち見た目がカッコよくなりません。マットブラックや濃い茶色のソイルは、水草の緑もおさかなの色もひきたててくれます。黒いお皿にのってるお料理ってなんとなくお洒落に見えますよね?あれと同じです。
なんてことないニョッキバジルソースも生ハムもオシャレに見える!気がする😅
関係ないけど、バジルをいただいたのでニョッキ作り↓



・カルキ抜き
どのメーカーのものも大差ないですが、ウチはテトラの『コントロコロライン』一辺倒です。
・ヒーター
熱帯魚といわれるものを飼う時には必要となります。ウチは大きい水槽には魚がいるのでオートヒーターを入れて26℃をキープしています。小さい方は無加温で、エビと水草を飼育しています。でも、リビングなので冬もそこまで寒くなりません。
・照明
光量は多いに越したことはありません。光量が多く、見た目が良いのが一番です。が、ウチの小さい水槽の照明は植物育成LEDライト一灯です。
《水を作るということ》
アイテムがそろったら、生体を入れたい!ところですが、水槽に床材(ソイル)を敷いて、ヒーターと照明とろ過装置をセットして、水を満タンにしたら、まずはそのまま水をまわしてバクテリアによる生物ろ過サイクルを作らないとなりません。
つまりは、魚のふんなどの汚れを分解して無害なものにしてくれるものがバクテリア。それを増やさないと、水が臭くなったり、白く濁ったりしてしまいます。リビングに置いてある水槽が臭かったら家族から文句もでますよねぇ。
↓こちら、バクテリアが機能していない白濁りした立ち上げ直後の水槽
↓こちら、1ヶ月後の水が出来てきた水槽。水に透明感があるのがわかりますか?😊
↓そして現在の澄み切った水と掃除をしていないのに綺麗なガラス面!これは、ひとえに真ん中ででーんと働いているシマカノコガイのおかげ💖💖💖いつもありがとね〜😍
出来上がった水を少しわけてもらうと話は早いのですが、無い場合は『パイロットフィッシュ』と呼ばれる特攻部隊を入れなければなりません。強靭な体力と悪条件に負けないおさかなさんに、まだ出来上がってない水の中で生活してもらうのです。なんかすごく申し訳ないですが、その役は『あかひれ』なんかが適任です。
あかひれさんが頑張って、バクテリアが機能しているお水ができたら、他のおさかなも入れることができます。
綺麗なぴかぴかの水は、水道から出てきたばかりの水ではありません。バクテリアがたくさんいる、おさかなにとって過ごしやすい水は輝いているのでそれだけで鑑賞していていやされます。身近な場所に是非、ちいさなアクアリウムを置いてみて下さい😍😍😍
→さて、次はお楽しみの繁殖編です♪
エビも!魚も!!